灰色の空から舞う無数の小さな固まり
2002年12月9日降る雪を見ていると散る桜を思い出す。
決定的な違いは何かと考える。
その向こうに見える空の色ではないかと。
散る桜の向こうには青い空が。
降る雪の向こうにはどこまでも濁った灰色の空。
ひとつ またひとつと
灰色の小さな固まりが落ちてくるたびに
音がひとつずつ消えていく
埋もれていく意識
ここだ、と
あたしのいるべき場所はここだと。
深い深い雪の底に埋もれた意識の中で
ちいさく
思った。
決定的な違いは何かと考える。
その向こうに見える空の色ではないかと。
散る桜の向こうには青い空が。
降る雪の向こうにはどこまでも濁った灰色の空。
ひとつ またひとつと
灰色の小さな固まりが落ちてくるたびに
音がひとつずつ消えていく
埋もれていく意識
ここだ、と
あたしのいるべき場所はここだと。
深い深い雪の底に埋もれた意識の中で
ちいさく
思った。
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